歯周病治療

歯周病は、歯を支える周りの歯槽骨が減り、歯が最後には脱落する病気です。歯ぐきから出血したり、歯がグラグラしている場合は、歯周病の疑いがあります。

国民のほとんどが罹患する可能性の高い、国民的文明疾患であり、生活習慣由来のものです。

歯ブラシのみの予防法では、進行が止まらなくなりつつあります。理由を考え、対策を立てるのが一番です。


あなたの「歯」の虫歯・歯周病危険度をチェック!

こういう症状の方はぜひご相談ください!

□ お酒を飲んだ日は、そのまま寝てしまうことがある。

□ 甘いものが好きで、ジュースやあめなどいつも何か口にしていることが多い。

□ 歯ブラシの毛がすぐに開いてしまう。

□ 歯の間に物が良く挟まる。

□ 歯ぐきが腫れたり血が出ることがある。

□ 歯ぐきの色がピンクではなく、赤や赤紫になっている。

□ 歯が伸びてきた。

□ 固いものが噛めない。

□ 指で歯を押したり、強く噛みしめると歯がぐらつく。

□ 指で歯ぐきを押すとブヨブヨしている。

□ 口の中がネバネバする。

□ 歯が浮いた感じがする。


◇歯周病の原因

歯周病の大きな原因は、プラークと呼ばれる歯垢です。歯垢はむし歯、歯周病の原因となる微生物のかたまりで、1mgあたりに約1億個の微生物が活動をしています。歯垢が石灰化した歯石も歯周病の原因のひとつで、歯石はブラッシングだけで取り除くことはできません。また、タバコも歯周病の原因の一つです。タバコを吸うと血液の循環が悪くなり、歯ぐきの再生能力が弱くなるため歯周病が進行してしまいます。歯周病は歯周ポケットと呼ばれる歯肉の下に隠れて増殖していくこともあり、なかなか自覚症状の出にくい病気です。

◇歯周病の進行

1.初期状態

歯の根元に少し歯垢や歯石が付いている。あまり自覚症状はない。

歯周病初期状態のイラスト図

2.歯周炎

歯と歯の間の歯肉が腫れる。あまり自覚症状はない。歯ブラシで出血する。あまり動揺はない。

歯周炎のイラスト図

3.歯周病中程度

歯の周辺の歯肉も赤く腫れる。

出欠・口臭・起床時の不快感がある。歯が揺れる。

歯周病中程度のイラスト図

4.歯周病重症

歯ぐきが化膿し、腫れることもある。

歯の動揺が著しくある。

歯周病重症のイラスト図